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気の向くままに更新し、好き勝手にイラストや小説を載せます。時々写真など掲載。 他にも文庫の感想や小言まで多彩なジャンルを載せる予定なのだ。 これが俺のポリシー。御宅の魂を思う存分見やがれってんだッ!
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悲劇は一瞬に起きた

僕はまだ小さくて
まだ家族がいた頃

数年ぶりに兄貴が休日に暇ができて
ここぞとばかりに家族で出かけた帰りだった

その時は
その後に起こる現実が分からなくて
その時間が家族で過ごす最後の時となるのを
夢にも思わなかった

キキーーーーーーーーーッ
(車の急ブレーキ)
(救急車のサイレン)

後から聞いた話だが、
前に乗っていた両親は即死だったらしい
信号で止まっている僕達の車に
居眠り運転のトラックが前からぶつかってきたらしい

僕はその瞬間をしらない

僕はその時、後部座席で横になって寝ていた
久し振りの外出にはしゃぎ過ぎて疲れてしまい
車の静かな振動に睡魔が僕を掴んで離さなかった

不幸中の幸いか
僕には怪我はなかった
かすり傷さえも
どこにも、一つも

それは事故の瞬間
隣に座っていた兄貴が僕を庇ってくれたからだった
大事なモノを体に包み込むように
僕を庇っていたらしい

今まで何回も喧嘩して、
何回も酷い事を言って怒られて、
時には打たれた事もあった
もちろん僕もやりかえしたが
力の差は歴然だった
そんな兄貴が
事故の振動を僕を包み込む事で
僕を守ってくれた

両親が一瞬で消えて
それからもう8年は過ぎる

あの時
5歳だった僕は、今年で中学生になる

14歳だった兄貴は、
僕の両親代わりになってから8年

もう22歳
僕から離れていってもいい歳なんだ

僕はまだ守られている
兄貴の大きな暖かい腕に


―――――――

部会のラジドラ担当(笑)の提案から妄想させて頂きました~
【最後】
を感じさせられる話で面白いもの…
かなり難しいっすね
今回は兄弟愛(本当は兄妹らしいが)なのですね♪

あっしは腐った思考の持ち主なので
兄妹より兄弟のほうが妄想に萌えます
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前にMixiで逝ってた…失礼。言っていた、
授業中、友達と妄想しあった波乱万丈な物語を
あっしが絵に描いてみたもの。

あれから一向に進まないので、
これでいいや。
と断念。



ちなみに右から、
美浦…三樹と大学時代ユニットを組んでいた。弘子とも友達。
弘子…三樹の妻。喫茶店の女主人。
三樹…昼は本屋、夜は謎の職業につく弘子の旦那。
聡美…18歳にして子持ち。温和な表情の中に波乱万丈な人生が隠れている。ちなみにこの話の主人公。
愛海…聡美の子供。これでもうまれたて 笑。
 …聡美が引き取られた家の長男。聡美の事をいつも気に留めている。

他にも
聡美の旦那や、
弘子の愛人や、
三樹の愛人sがいるけど、それは目を瞑って…。

聡美を巡る、
複雑な関係が段々明らかに!!

実は俺もまだ最後まで話を聞けてないのだ。
ただいま制作途中なのねん。
木の幹に衝突し前衛が大破した車の中から視線を外した

だめだ
何年経っても慣れない

真っ黒な池のような血溜まりに
外車の表情も分からなく崩れてしまった顔
あれは、細かく砕かれた窓ガラスの破片だろうか
事故前までは人間だったモノに大量に突き刺さっている

だめだ
吐きそう

男らしくないと思いながら
でも生理的にそれらを受け入れないこの体は正直だった
自然に体が車から離れていく

現場は専門の鑑識官に調べてもらえばいいだろう
今はココを離れても誰にも気付かれないはずだ
吉岡はそう自分に言い聞かすと、車に背を向けた

これは寝れたとしたら夢に出てくること間違いなしだ

彼はそう思いながら頭を抱えた
刑事という職業について、もう3年は軽く経ってる
もう自分の下に後輩も出来た
でもやはり慣れない

死体の異臭に鼻が逆につきそうだ

彼は救いを求めるように歩き出した
そこで耳にしたのは聞き覚えのある声だった
「埼玉県警山崎徹巡査です」
先輩であり、相方である山崎が来た
でも彼は事件の起きる数時間前に用があると帰宅した筈だった
吉岡は不思議と気になってしまった
声をかけずにはいられなかった

「山崎さん!」
久し振りに大声を出しただろうか
山崎の周辺にいる人々も一斉にこっちを向くので恥ずかしくなった
でもそれを振り払うように彼へ走り寄った
「山崎さん、今日は早く帰られたのではなかったのですか?」
心の中にある言葉がそのまま口から出て行く
失礼ではなかっただろうか
そう考えたのは全てが発し終わった後だった
「いや、サイレンが聞こえたから。性分でね」
彼は少し恥ずかしがるように自分の頭を掻いた

さすがだ
それが警察官としての役目なんだ

吉岡はそう思った
「該者は」
彼が今までと全く違った低い声を出した
仕事口調の始まりである
吉岡も負けてはいけない
彼を抜かすまではいかないけど、
彼に追い付くくらいはなりたい
山崎のような仕事熱心な警察官になりたい
吉岡は山崎を前に黒い手帳をポケットから取り出した

彼が開いたページに白いものが辿り着いた
それは両手一杯に咲き乱れる、桜の花びら
そのページが大切なのだと表しているように、
花びらは手帳にはさまれたままに

「吉岡ヴァージョン」
「ネタが尽きてます」
「山崎さん!」
徹の目の前のテープが上げられたとき、いかにも刑事と言わんばかりの白いロングコートを羽織ったまだ若い男が走り寄ってきた
「山崎さん、今日は早く帰られたのではないのですか」
「いや、サイレンが聞こえたから来ただけさ。性分でね」
さすがだなぁと若い男は感嘆を上げながら、徹に白い手袋を渡した
「悪いな。吉岡」
「いいえ。いつもの事ですから」
吉岡は顔の端を吊り上げて笑った

彼の欠点はその笑顔だった
普通にしていれば童顔で社内の暇な女性警察官は彼の噂で昼飯を食べる
つい先日、彼の同僚と彼が彼女達の噂について話していたのを偶然聞いたときがある
女にちやほやされてうらやましいという同僚に彼はそう答えた
『俺は女のような顔のつくりをしているし、少し体も華奢だし、ちやほやされるともっと辛くなるンだよな。もっと先輩の刑事みたいに男らしくなりたい』
彼の刑事という職に対する憧れとそれに自分が近づけないコンプレックスが壁越しに聞いている徹にも伝わってきた気がした
彼は警察官と言う事に情熱を持っているんだ
そう思ったときから、徹は吉岡を自分の下に配属させた
下と言っても自分も階級は無いし、いつまでたっても現場を走り回っている
この先、このままだったら45を迎える者よりも、まだ若い彼のほうが上に上がる可能性もあるのだ
でも今は同じ職場に長年勤めたというキャリアが徹にはある
先がどうこうよりも山崎徹という男は「今」を大切にする人間だった
この日は吉岡と徹がペアを組んでから丁度1年目だった

「該者は?」
吉岡に渡された手袋をはめながら、徹は大またで現場を横切る
「車に乗っていたのは4名。先ほど近くの大学病院に搬送されましたが、致命的だと」
「交通事故か…」
吉岡は徹の呟きに軽く頷いて見せた
現場は田畑の広がる見晴らしのいい一本道
そこに一本、大きな幹をした満開の桜の木が胸元に刺さる有機物を見下ろしている
どんなにスピードを出していたのだろうか
前がプレスで潰されたみたいにべったりとしていた
あれではいくら性能のいいエアバックが着いていたとしても、逆に運転手を圧迫し、呼吸困難に陥れる事ができる
それ以前に彼等が生きていたとしたらだが
それにしても…。
徹は頭を上げた
明け方の空を覆うように、薄ピンク色の花びらが咲き乱れている
風はなくても桜の枝が揺れる
まるで足元でこの奇怪な事件を解こうと頭を抱えている警察を嘲笑うかのように
4/14に書いた『突然の知らせ』がかなり気に喰わん。
やっぱり設定を変えることにする

女じゃ萌えない。
やはりココは『少年』が必要でしょ
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プロフィール
HN:
舘岡助三郎
性別:
非公開
職業:
子供向けのなんか。
自己紹介:
精神年齢は10歳半。
正義のヒーローに憧れるまま、心はいまも幼少時代。

そんな俺が書き出した日記。
今後どう展開するのか気にならへん?
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