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気の向くままに更新し、好き勝手にイラストや小説を載せます。時々写真など掲載。 他にも文庫の感想や小言まで多彩なジャンルを載せる予定なのだ。 これが俺のポリシー。御宅の魂を思う存分見やがれってんだッ!
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「君は誰だい」
彼は不思議そうに、そして迷惑そうにわたしにそう言った

「わたしだよ。分かんない?ずっと一緒にいたじゃない」
「君とは初対面だよ」

わたしは彼から腕を離して、そのままその腕を自分の胸元で組んだ。

「うーん。分かんない?なら、これでは?」
黒く長い尻尾をゆらゆらと揺らせて見せた
「よく出来た衣装だね」

むむむむ…
どうやら相手はかなり手強い

「これならどうだ!」
ピョン!
わたしの頭から二つの何かが跳ね上がった
ふさふさの自慢のかわいい耳
これならわたしの事に気付いてくれるよね

「あ、外寒かったからお茶でも入れようか」
彼はわたしに背中を向けて台所に向かっていた

おい、見ろよ。
彼ってこんな性格だったっけ。
それ以前に
見知らぬ人間だったら気軽に部屋に上げてお茶を出すなよ。

そう思いながらも、
わたしはちゃっかり彼の部屋のコタツの中に入っていた
ココはわたしのテリトリー

「ホットミルクでいいかな?」
湯気を上げたカップがわたしの前に置かれた
ホットミルク…

ねぇ、覚えてる?
わたしを貴方が拾ってくれた時、
こうあったかい部屋に上げてくれて
ポッカポカのホットミルクくれたンだよね

猫に熱いものを出すなんて
そんなお馬鹿さん、貴方しかいないよね

やっぱりわたしは貴方が大好きなの

今は人間の姿をしているけど
本当はわたし、人間じゃないの
でもわたしは貴方が大好き
人間じゃないからお付き合いもできないし
会話だってロクにできないわ

好きなのに大好きなのに

「どうしたの?」
彼の心配そうな声で気がついた
わたしの目から一筋、流れた
何?しょっぱくて心が苦しくなる

彼の手がわたしの頬を優しく拭った
あったかいけど、
いつもより小さくなった手

わたしが大きくなったから、
彼の手が小さく感じるんだ…
でも、
彼の暖かさは変わらない

少し、ほっとした。

―――――――

ハロウィンが終わったけど、
どうやら話はまとまりません 笑。
続き?
思いついたら書きますよwww
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一人寂しくお散歩

今日は満月
赤くてまぁるいお月様
キラキラ輝いていて
まるで魔法にかかった気分

「ってかかってるじゃん!」
段々と離れていく地面
前足が手になり
後足が足になる
「えっ、ええっ!?」
ただ驚くばかりのわたし

少し先の暗闇にソレは姿を現した
どこの八百屋でもありそうな、
ちょっと美味しそうなカボチャ
でもそのカボチャは愉しそうに笑っていた

『僕はハロウィンの妖精ジャコランタン。
 こんな素敵な日なのに君がとても寂しそうだったから
 僕が今日だけの魔法を君にかけてあげた
 さぁ、人間を脅かしてあげな♪』

人間になったわたし
彼に通じる言葉を話せる、わたし

今、たまっている気持ち彼に全て伝えなきゃ

わたしは家に走った


ドンドンドン(扉を叩く音)
「はぃ、どちらさま…(ドアを開ける)」
彼が扉を開けるととこには見知らぬ少女が立っていた
まだ顔に幼さが残る、可愛い顔をしている
ふわりと揺れるスカートの先には
黒くて長い動物の尻尾がついている
今日はハロウィン
仮装をした少女だ

でも、こんな時間になんの用だろう
彼は不思議に思った
「あの、どちらさま…」
「○○(彼の名前)!わたしだよ」
「わたしって…人違いじゃでも俺の名前…」

彼女はいきなり困惑する彼を抱きしめた
「ええっ!」
「わたし、今までずっとこうしたかった」
彼の胸で気持ち良さそうに深く呼吸をする

今までって何!?

玄関先でこんな事をしていて
他人に見られたら言い訳に大変なので、
彼は何とか自由になった手で扉を閉める。

さて、これからどうしよう。

腕を彼の体に巻きつけながら、
満足そうな顔で少女は彼の顔を見上げてくる

スカートにつけた尻尾を揺らしながら…

――――――

続編1~笑。
わたしの名前も彼の名前も決まってません~
なので好きなように当てはめてヨロシ。
そしてまだ続きそうな予感

わたしには好きな人がいます
わたしよりも大きくて、
でもとっても暖かい手をしているの
わたしの頭をその手で撫でてくれるの
「可愛いなぁ」
わたしにそう言う彼の顔には
お日さまみたいな笑顔が浮かんでいるの

でも最近ちょっとおかしい

わたしと一緒にいてくれない
話しかけても上の空

どうしたの?
病気?
心配事?

わたしとっても心が苦しいの
ねぇ、答えてよ

彼にかまってもらおうと
彼の背中に寄り添ったわ

いつもは
暖かい手がわたしを迎え入れてくれるのに
彼の手は今、
携帯電話で塞がれている

メールをうっているのだろうか

彼が打ち終わるとすぐに返事が返ってくる
着信音が鳴ると
どこにいてもなにをしていても彼は携帯電話に飛びつく
そして
わたしには見せなかった顔を画面に向ける

頬を蒸気で染めながら
彼は幸せそうな笑顔で画面をひたすら眺めているの

わたしはここにいるよ
ねぇ、気付いて
ねぇ、わたしにその笑顔をちょうだい

寂しくて心が張り裂けそう



―――――

ちょっと乙女路線で
ちなみに【わたし】は誰でしょう?
分かりにくいさ。
しかも、ハロウィンっぽくない 笑。
ある子が考えた設定…
もちろん数ヶ月前。

『ラピスラズリの空』
王宮ファンタジー的なもの

実はさり気なく
小説化を目指しているのだよねwww

でも、駄目だ…
最近妄想できてない!
続きが書けないにょ。

無理矢理のお絵かき

災難少年↓


右が王子様、左は少年の姉貴↓


王子様の護衛↓
(SE:階段を駆け下りる音)
弟:しまった。また寝坊したー!

兄:グッドモーニング、愛しの弟よ♪今日も時間ギリギリでお目覚めかい??そんなキューティクルな君にジェントルマンのお兄ちゃんはちょっとばかしの朝飯をご用意したよ♪さぁお食べ、今すぐお食べ、そのお口につっこんじゃいなよ!はぁはぁはぁ。

弟:いらねー。んじゃ。
(SE:ドアの閉まる音)

兄:NOー!弟よー!朝飯は頭の回転を早くする効果があるんだぞ。しかもこのお兄ちゃんは3時間前から可愛い弟の為に最適な朝飯を考えに考え抜き、調理方法も栄養を考慮しながら作っているんだぞぅー。それを「いらねー」一言で…一言で…(涙

弟:だからなんだよ。俺、時間ないんだけど

兄:せめて、せめてコレだけでもッ!

弟:なにこれ

兄:愛兄弁当。

弟:重箱かよッ!

兄:いい♪さすが我が弟!突っ込みがするどい!

弟:はいはいはいはいはい。もういいから。俺行くから!じゃあな。

兄:いってらっさーい♪
(SE:ドアがしまる音)

兄:ははは…。結局弁当、持って行ったね。

弟:しまった!弁当持ってきちまった!まぁ…いいか。
  愛兄弁当…気合、入ってるな…いつも。

――――――――
 押しの強い(別の意味で)兄につい突っ込んでしまう性分の弟。反抗期ながらも、兄弟の絆は奥底にあるンだよなー。
 ちなみに兄は弟LOVEなんで。
 危険な方向に行きたがってアピールをかけている最中だったり、じゃなかったり 笑。
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プロフィール
HN:
舘岡助三郎
性別:
非公開
職業:
子供向けのなんか。
自己紹介:
精神年齢は10歳半。
正義のヒーローに憧れるまま、心はいまも幼少時代。

そんな俺が書き出した日記。
今後どう展開するのか気にならへん?
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